賢く使おう!漢方&サプリの基礎知識1

GW198_L

Q1 漢方薬は女性の不調に向いているの?

A 検査値にあらわれれない 不定愁訴をカバー


 女性の体調不良には、大きく三つの特徴があります。一つは、月経周期や妊娠・出産、更年期など「女性ホルモンの分泌バランスの変化」に伴って起こりやすいこと。二つめは、頭痛、腹痛、肩こり、便秘、むくみといった症状が複数、同時にあらわれること。三つめは、冷えや疲れのように検査では異常が見つからない(病名がつかない)訴え、いわゆる「不定愁訴」が多いことです。
抗生剤や解熱鎮痛剤などの西洋薬は原則、一つの薬効成分から成り、原因(病気)に対しピンポイントで効果を発揮します。一方、漢方薬は多様な薬効を持つ生薬を組み合わせたもので、①足りないものを補う②余分なものを捨てる③滞っているものを巡らす ー という三つの働きで心身のバランスを整えます。「異病同地」といって複数の症状を一つの薬で改善できるのも特徴の一つ。まさに女性の不調に適した薬といえるでしょう。
 

Anetis(アネティス) 2017秋号 女性の体なんでも相談室より

※こちらは2017年9月時点の情報/記事になります


■ 回答者■


【名古屋大学医学部附属病院 産婦人科 准教授 梶山 広明(かじやま ひろあき)さん】

日本産科婦人科学会専門医、日本婦人科腫瘍学会専門医、日本東洋医学会漢方専門医。大学病院では主に子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんなど婦人科腫瘍を専門としており、がん治療における妊孕性温存(妊娠・出産の可能性を残すこと)にも力を入れている。趣味は古墳・街道めぐり、植物の種の収集、地形マニア。好物はラーメン。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL