知っておきたい!性感染症のこと 1
Q1 性感染症は増えているの?
A ここ数年は横ばいで推移身近な4つの病気に注意
「性感染症」は性行為(性器、口腔、直腸の皮膚や粘膜の接触)によって、細菌やウイルスなどが感染することで起こります。梅毒やHIV感染症などを含む15種類ほどの病気が知られていますが、産婦人科や泌尿器科で日常的に見られるのは「性器クラミジア」「淋菌感染症」「性器ヘルペス」「尖圭コンジローマ」の4疾患です。主に若い世代を中心に一定数の感染があり、女性は10代後半から30代前半、男性は20代~40代前半に多くなっています。
性感染症は、早めに見つけて適切な治療をすれば治せる病気です。ところが、クラミジアと女性の淋菌感染症は無症状か、あってもおりものが増える程度なので気づきにくく、放置されがちです。また、ヘルペスとコンジローマも、ウイルスが潜伏していて症状が出ないことがよくあります。
ちなみに、男性が淋菌感染症にかかると9割が排尿時に強い痛みを感じます。パートナーにそうした症状が出たら、女性も必ず検査を受けるようにしましょう。
Anetis 2016秋号 女性の体なんでも相談室より
※こちらは2016.9.28時点の情報/記事になります
■ 回答者■
【加納産婦人科院長 加納 武夫(かのうたけお)さん】
1977年名古屋大学医学部卒業。同大学医学部附属病院産婦人科助手、同病院産婦人科講師等を経て、91年に医療法人知泉会加納病院(現・加納産婦人科)院長に就任。2016年6月より愛知県産婦人科医会会長を務めている。