気をつけよう!妊娠糖尿病と妊娠高血圧症候群3

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Q3 「妊娠高血圧症候群」とはどんな病気?

A 胎盤のトラブルが原因? 命にかかわる合併症も


「妊娠高血圧症候群」は、妊娠20週から産後12週までの間に高血圧が認められた場合に診断される症候群(複数の病態の総称)です。20人に1人の割合で起こり、たんぱく尿を伴う場合は「妊娠高血圧腎症」と呼ばれます。
 なぜ起こるのか、はっきりわかっていませんが、有力なのは「胎盤形成のトラブルが原因」という仮説。妊娠5カ月頃までに完成する胎盤の血管形成などがうまくいかず、赤ちゃんに十分な酸素や栄養が送れなくなったため、お母さんが血圧を上げて、それをカバーしているというものです。
 酸素・栄養が不足すると赤ちゃんの発育や状態が悪くなり、さらに重症化すると、母子ともに命にかかわる重大事態に至ることもあります。
 発症のリスクは、高齢出産や若年出産、母体肥満、初めての妊娠などの場合に若干、高くなります。妊娠糖尿病と同じく予防法がないため、健診で早く見つけてしっかり管理することが大切です。


 

Anetis(アネティス) 2017秋号 妊娠なんでも相談室より

※こちらは2017年9月時点の情報/記事になります


■ 回答者■


【葛飾赤十字産院 副院長 鈴木 俊治(すずき しゅんじ)さん】

1988年に長崎大学医学部卒業。日本医科大学付属病院産科婦人科学教室入局、葛飾赤十字産院産婦人科派遣を経て米国ロマリンダ大学胎児生理学教室へ研究留学。帰国後に日本医科大学産科婦人科学講師、同助教授、東京臨海病院産婦人科部長を経て2006年より現職。

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