知っておきたい!性感染症のこと 4
Q4 どうすれば予防できますか?
A 喉からの感染にも注意一度は検査を受けておこう
性交時にはコンドームを正しく装着することが、あらゆる性感染症の予防に有効な方法です。最近はオーラルセックスなどによって喉にも感染が広がっています。喉には症状が出ないため気づきにくく、感染の拡大を招いています。喉からの感染を防ぐためにも、コンドームの使用が有効です。
不特定多数の人と性交渉を持つと、感染のリスクが高まります。信頼できる特定のパートナーのみであればリスクは比較的低いといえますが、過信は禁物。以前に感染したことを気づかずにいる場合もあります。性交経験のある人は、一度は検査を受けておくことが大切です。
また、「おりものが多い」「外陰部に違和感がある」「腹痛を伴う発熱がある」「パートナーに疑わしい症状がある」など、少しでも気になることがあったら、産婦人科を受診するようにしてください。
Anetis 2016秋号 女性の体なんでも相談室より
※こちらは2016.9.28時点の情報/記事になります
■ 回答者■
【加納産婦人科院長 加納 武夫(かのうたけお)さん】
1977年名古屋大学医学部卒業。同大学医学部附属病院産婦人科助手、同病院産婦人科講師等を経て、91年に医療法人知泉会加納病院(現・加納産婦人科)院長に就任。2016年6月より愛知県産婦人科医会会長を務めている。