ママとパパ、みんなで乗り切る産後の生活


赤ちゃんの誕生は喜びとともに不安がつきもの。でも夫婦がお互いのためにできることや、医師や地域など周囲のサポートを知っておくことで、産前~産後の生活がスムーズに。みんなで赤ちゃんを迎え入れましょう!

ママとパパの二人だけでなく周囲の協力が不可欠

毎年1600人以上の赤ちゃんを取り上げる、足立病院。院長の澤田守男先生は多くのママパパと関わり、またご自身も二人の娘さんのパパという立場から、妊娠、出産、育児をひっくるめて「二人だけでなく、医師や地域など周囲のみんなで赤ちゃんを迎え、育てる」という考え方の大切さを説きます。

「妊婦さんは、妊娠していること自体が精神的にとても大きなストレスになっているのです。そこにつわりや腰の痛み、体の不調も加わり本当に大変です。ですからまずはパパが寄り添う姿勢をもつこと、これが本当に大事だと思います。妊娠、出産というのは限られた一時期のことですが、この時の夫婦関係がその後の長いマラソンのような人生にも大きく影響すると私は思います。そしていよいよ赤ちゃんを迎えたら、そこはゴールではなくまさにスタート。ママもパパも『初心者』なのですから、分からないことやできないことが多いのは当たり前のこと。二人だけで頑張ろうとしないことが大切です。それには積極的に情報収集して、どんどん周りを頼ることも必要。しんどい時にはしんどいと言っていいのです。そして、ママもパパもお互いに思うことがあったら、ため込まずにきちんと言葉にして、しっかり話し合うことが大事だと思います。『子育ては大変』と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、喜びも大きいもの。楽しみながら乗り越えていきましょう」