やせすぎ、肥満(太りすぎ)と女性の健康3

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Q3 妊娠経過や出産にはどう影響するの?

A 赤ちゃんの成長・発達や妊婦さんの健康に影響


妊婦さんがやせすぎていると、赤ちゃんが2500g未満の低体重で生まれるリスクが高くなります。早産や切迫早産が増えるだけでなく、37週以降の正期産であっても、標準より小さく生まれるリスクがあります。妊婦さんのやせすぎには、「妊娠前にやせていたケース」「妊娠中に体重が増えないケース」の2パターンがあり、いずれの場合も低体重児が生まれやすいことがわかっています。
出世体重が小さいと、低血糖や呼吸障害が起こりやすく、それ以降の成長・発達にも遅れが出やすいといわれています。また、将来、大人になってから肥満、高血圧、糖尿病、心臓病(虚血性心疾患)などになりやすいとの報告もあります。これは、少ないエネルギーで生きられるように遺伝子や体が省エネ型に変化してしまうからだと考えられています。
一方、妊婦さんが肥満の場合は、赤ちゃんが巨大児になるリスクが高まります。また、妊婦さん自身も妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群、帝王切開のリスクが上がります。やせすぎや低栄養も問題ですが、太りすぎにも注意が必要です。

Anetis(アネティス) 2018春号 女性の体なんでも相談室より

※こちらは2018年3月時点の情報/記事になります


■ 回答者■


【淀川キリスト教病院 産婦人科、産婦人科専門医 柴田 綾子(しばた あやこ)さん】

世界遺産を訪ねる旅行中に母子健康の重要性を感じ産婦人科医師を志す。2011年群馬大学医学部卒業。沖縄にて初期研修を行い2013年より現職。共著に「女性の救急外来 ただいま診断中!」中外医学社(2017年5月)がある。

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