知っておきたい!女性ホルモンの働き2

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Q2 月経との関わりを教えてください。

A 月経のリズムをつくる脳の指令と女性ホルモン


排卵と月経の周期的なリズムは、エストロゲンとプロゲステロンがバランスよく分泌されることで維持されています。分泌のタイミングや量は、脳がコントロールしています。(図参照)。
まず、脳の視床下部というところから指令が出て、下垂体から卵巣に向けて卵胞刺激ホルモンが放出され、卵子を包む膜(卵胞)の成熟が始まります。そのとき、卵胞から放出されるのがエストロゲンです。卵胞が十分に育つと、脳から排卵の指令が出され、卵が放出されます。残った卵胞(黄体)から、今度はプロゲステロンが分泌され、子宮内膜を厚くして妊娠に備えるのです。その後、妊娠が成立しなければ、内膜が剝がれ落ち、血液と一緒に排出されます。それが月経です。
女性ホルモンの分泌量が増えたり減ったりする「ゆらぎ」は、さまざまな不快症状を引き起こすことがあります。例えば、エストロゲンが急激する排卵後や月経期には「片頭痛」が起こりやすく、プロゲステロンが増減する月経前には、むくみや腹痛、吐き気、イライラといった「PMS(月経前症候群)」に悩まされる人も。気分の落ち込みがひどい場合は、「PMDD(月経前不快気分障害)」かもしれません。つらい症状があったら、我慢せずに産婦人科で治療を受けるようにしましょう。

Anetis(アネティス) 2017春号 女性の体なんでも相談室より

※こちらは2017年3月時点の情報/記事になります


■ 回答者■


【東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 女性健康医学講座 教授 寺内 公一(てらうち まさかず)さん】

1994年東京医科歯科大学卒業。2005年米国エモリー大学フェロー。2016年より現職。日本女性医学学会・日本女性心身医学会・日本骨粗鬆症学会・日本抗加齢医学会・北米閉経学会認定医。女性ヘルスケア分野にて幅広く活動中。

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