知っておきたい!女性ホルモンの働き1

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Q1 そもそも、どんなホルモンですか?

A 女性らしい体をつくり、妊娠・出産に備える


女性ホルモンは卵巣から分泌されるホルモンで、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。エストロゲンには子宮や乳房の発育を促す「性腺作用」があり、妊娠・出産・育児が可能な女性らしい体をつくります。一方、プロゲステロンは受精卵の着床に備えて子宮内膜を厚くするなど、「妊娠の準備と維持」に関わっています。
20世紀以降、先進国の女性の寿命が50歳を超えるようになると、エストロゲンの別の役割が知られるようになりました。閉経後の女性に、動脈硬化性の病気や骨折が急増したため、それまで分泌されていたエストロゲンが血管や骨を守っていたことが明らかになったのです。近年の研究では「悪玉コレステロール値を低下させる」「コラーゲンの産生を促して皮膚の弾力を保つ」「認知症やうつ病を予防する」などの作用も報告されています。女性の健康を守るさまざまな働きは、「性腺外作用」と呼ばれています。

Anetis(アネティス) 2017春号 女性の体なんでも相談室より

※こちらは2017年3月時点の情報/記事になります


■ 回答者■


【東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 女性健康医学講座 教授 寺内 公一(てらうち まさかず)さん】

1994年東京医科歯科大学卒業。2005年米国エモリー大学フェロー。2016年より現職。日本女性医学学会・日本女性心身医学会・日本骨粗鬆症学会・日本抗加齢医学会・北米閉経学会認定医。女性ヘルスケア分野にて幅広く活動中。

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